10月8日(土)、かねてから念願だったロボットコースがスタートしました。
まずは初級として「もののしくみコース」から開校です。
これは、さまざまな物がどうやって動いているのか、そのしくみを映像や実生活の中から学び、それを実際にロボットを組み立てて「身体で体感する」というコース。
PC上にはない「動き」をリアルに感じる
このコースを開校した背景は。
通常、IT自由研究室ではPCで(Scratchを使って)ゲーム制作やデジタル絵本作りを通じてプログラミングを学んでいます。
子どものうちにプログラミング=すなわちコンピューターの言葉を学ぶことで、コンピューターを使ったさまざまな動きやしくみ、考え方を理解し、初等教育以降の学びにおいてもコンピューター的思考で考える基盤ができるというものです。
これを、ゲームやデジタルブックなどの子どもが夢中になる制作物を通じて学ぶことで、結果的に入り口のハードルが大変低くなり、多くの子どもたちが学ぶことができるようになっているのが現在主流のプログラミング学習です。
一方で、子どもたちに「今日、朝起きてからプログラミングが活躍している身近なモノって、何があったかな?」という質問を投げかけると、、、、。
「ゲーム!」「テレビ!」といった回答までは出るのですが、そこから案外詰まってしまうのです。
「炊飯器とか、冷蔵庫とか。電車に乗ってきた人は~?自動ドアとか改札とか、、、、、」といろいろ事例を挙げると
「あっ、そうか~~~」となるのですが。
今どきの小学生はプログラミング=ゲーム、テレビ画面(要はモニターですね((´∀`)))なのです。
う~~~ん、これではせっかくプログラミング学習を推進しているのに、ちょっと違うよな~と。 もっと身近な生活とプログラミングがくっつかないと、発想が広がらないのではないか。そんな課題を考えており、見つけたのがこのロボット教材でした。
ロボットで「もののしくみ」を体感して欲しい
ロボットプログラミングは、昨今いろいろな種類がありますが。
せっかく「組み立てる」というクリエイティブが好きな子に、ロボットやブロック組み立てだけではちょっと勿体ないな~~~~と。
そう思っていた時に見つけたのがこの教材です!
なんと、全45通りのもののしくみを学びながら、実際にそのテーマに沿ったロボットを組み立てるという構成に魅了され、取り入れてみました。
これまでIT自由研究室でドローンを担当してもらっていたイチロー先生はこのコースに最適なお方。
現役のシステム開発者でありながら、趣味はドローンをはじめ。
なんと、ネジ1本から本物の車を組み立てることができるほどの機械オタクです!
初回は「てこの原理」、考えていなかった身の回りの「てこ」を改めて発見する機会に!
イチロー先生は初回の「てこの原理」の回から、情報がわんさか。
「てこの原理を使ったモノで、すっごい身近なモノには何があるかな~?」
お箸!
ハサミ!
シーソー!
そっか!缶のプルトップ! etc….
そして、「家の中にあるもので、恐ろしく危険なてこの原理があるぞ~。なんだ~~?」というクイズに大盛り上がりでした。
そして、みんながウズウズしていたロボット組み立ての時間です!
今回はハサミや分度器といったてこの原理を作ってみました!
次回までに、身近なてこの原理を見つけてくることが宿題となりました~!
次回は、「慣性」について学びます!
さて、このコーナーではたまにロボット(もののしくに)コースのクラスの様子をご紹介していきますね。